クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
メンテナンスでご入庫して頂いている、フェアレディZ 2by2。
順調に進んできていたのですが・・・なんと緊急事態が発生しております。
それは何かと言いますと、エンジンヘッドカバーにクーラントが漏れてしまっているということです。
これはまさに、現在修理に出しているオレンジ色のベレットGTRと全く同じ症状です。
はじめは、上の写真のようにオイルが垂れていたので「あれ?おかしいな?」と思ったところからでした。
整備士がにおいをかいだり舐めてみたところ、甘い感じがしたので「これはもしや・・・」ということで調査を開始。
甘いということは、つまりはクーラントが漏れてしまっている可能性が高いということですね。
プラグを外して調べてみたところ、どうやら3番のプラグが怪しいような感じでした。
これをもっとよくズームアップしてみると・・・
赤丸をした部分にうっすらと水色の液体が付着しているのが分かるでしょうか?
肉眼でも確認しづらいものなので、もしかしたらこの画像から確認することは難しいかもしれませんが、
印を付けた部分にクーラントが付着しているのを確認したのです。
また、3番のプラグを外し、プラグが刺さっていた穴をLEDライトを当てて覗いてみると、5~6秒に一回ずつ
水色の液体が上からポタポタと垂れているのが見えたので、もう間違いないですね。
とはいえ、まずはできる限りのことはしてみようということで、ヘッドボルトの締め付けを行ってみました。
写真の、ちょうど工具を入れているあたりが3番のプラグがあるところなんですが、確かに少し締め付けが緩い状態でした。
ですがこれでは根本的な解決に結局ならず、やはりクーラント漏れの状態は変わらずでした・・・。
ほんの小さな希望に賭けましたが、全然ダメでしたね(^^;)
ということで、このフェアレディZ 2by2もヘッドカバーを外して修理を進めていくことになります。
もちろんオーナー様にはご連絡をし、了解済みではあります。
しかし話を聞いてみると、オーナー様も以前からどうもクーラントの減りが早いなとは思っていたとのことでした。
1か月に一回くらいのペースでクーラントを足すという作業をご自身でされていたそうです。
クーラントの減りを確かめるために、入れたところに印を付けてどのくらい減っているのかまで確かめたともおっしゃっていました。
ですが、今回このように原因が分かってとても腹落ちされていました。
原因が分からないままよりは分かってた方が絶対に良いですからね!
ちなみに注文していたマフラーがちょうど到着したタイミングでこのような話になってしまいましたので、
一旦これは後回しになってしまいました(^^;)
とりあえずは、クーラント漏れをどうにかしてから、またオーダーされていた作業を再開していきたいと思います!