おはようございます、クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
さて本日はですね、エンジンオーバーホール中のベレットGTR(ホワイト)の作業進捗について紹介していこうと思います!
今日の内容は、「エギゾーストバルブのすり合わせ」です(^^♪
まず、エギゾーストバルブとは燃焼ガスを排出するためのバルブで、バルブシートに密着して気密を保持する形状が重要となっています。
今回のエギゾーストバルブのすり合わせというのは、バルブシートとの密着性を高めるための作業ですね(^^♪
ちなみに皆さん、少し前に同じような作業をしたのを覚えていますでしょうか?
実は約4か月前に、エンジンヘッドの修理をしたフェアレディZ 2by2のときも同じ作業をしました(^^♪
その時の説明と重なるところはありますが、今回のベレットGTRの状態もお見せしておきたいので、
作業内容も一緒に紹介していこうと思います!
例によって、その時のブログも下に載せておきますので、是非またご覧ください☆
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フェアレディZ 2by2 エンジンヘッドの作業がリスタートフェアレディZ 2by2 エンジンヘッドパーツ移植作業の注意点 まずはコチラの写真をご覧ください。
印を付けた部分は、シリンダーヘッドですね。黒い汚れが付着しているのがわかるかと思います。
この汚れは手で触ってみると結構ボコボコしていてですね、このボコボコがあることによって密着性が悪くなり、
いわゆるエンジンにとって重要な”良い圧縮”というものを発生させることができなくなってしまいます。
ということで、手始めにこの部分から手を付けていきました!
この汚れを落とすために、細かめのペーパーで軽く磨いていきました。
精密な部分ですので、あくまでも慎重に優しく・・・。
作業後の写真がコチラです(^^♪
汚れも落ちツヤも出て、とてもキレイになりました!
地味で神経を使う作業ですが、これをひたすら繰り返していきました。
密着性を復活させるためには重要な作業です。
そして次はバルブの方ですね。
このバルブフェイスもひと手間加えてあげなければいけません。
ちなみにこのバルブフェイスと、先ほどキレイにしたシリンダーヘッドの間に”バルブシート”というものがあります。
このバルブシートが燃焼室の気密性を保持していて、今回の作業は要するにこのバルブシートとの密着性を良くしてあげるための作業です。
バルブフェイスには、”バルブコンパウンド”と呼ばれるこちらのコンパウンドを使用していきます!
これはフェアレディZ 2by2のときにも使いました(^^♪
そして今回このバルブみがきで使用したのがコチラのツールです!
これはですね、バルブを差し込んでスイッチオンをすると、印を付けた部分が高速で動き出し、みがき作業を
楽にしてくれる”バルブラッパー”というツールなんです(^^♪
もちろん手でやるよりも圧倒的に早く効率的なんですが、今回このバルブみがきで最適なアタリが出るまでに、
なんと一本20分くらいの時間がかかったそう・・・。
この便利なツールを使ってでさえも一本20分なので、手で地道にやっていたらどれだけかかったことか(^^;)
とはいえ全てしっかりアタリも出て、作業的にはうまくいき良かったです☆
ということで、エギゾーストバルブのすり合わせ作業も完了しました!
結局、なんだかんだでこの作業だけで一日仕事でした(笑)
それだけ重要な内容なので、慣れている整備士さんでもじっくりやった方がいいということなんでしょう。
次回はさらに突っ込んだ内容について紹介していこうと思っています!
おそらくボリューム的に2話構成になるかと思いますので、そちらも是非お楽しみに~(*^-^*)