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2021.07.31

フェアレディZ 2by2 最終工程のマフラー加工に着手②

クラシカ横浜の荻無里です(^^♪

 

さて本日も昨日に引き続き、フェアレディZ 2by2のマフラー加工の様子について紹介していきます!

 



 

昨日は切削をしてから仮止めをし、位置決めをするところまで紹介をしました。

まずは上の写真をご覧ください。

 

しっかりとした位置決めをするにあたり、印を付けた部分が少しでも長さが残っていると、

マフラーの先端がリヤバンパーよりはみ出てしまうという状態になってしまっていました。

 

ですので、この部分を極力詰めていって、はみ出さないようにするのと自然な形で収まるように何度か仮合わせをしていったんですね。

 



 

これが最終の仮止めした状態です。

いろんな角度から撮影してみましたが、一番この写真がキレイに収まっているのが伝わる写真かと思います(^^♪

 

さて、ここまでが結構大変な作業でしたが、このようにピンとくる位置に収まったので、溶接の作業をを進めていきました。

 



 

溶接はしっかり接合するまで、何度も繰り返し溶接機を当てていきました!

はじめは溶接しにくい感じでしたが、徐々にマフラー本体の温度も上がっていったからか、後半の方は溶接しやすくなっていっていました。

 

私は溶接を間近で見たのはこれが初めてでした!

ブログをご覧の皆さんにも溶接を見たことがあったり、実際にお仕事でされている方もいらっしゃるかもしれませんが、

溶接は本当に肉眼で見るのは非常に危険ですね(^^;)

 

もちろん私も遠目から見ていて、実際に溶接するときには目をそらしていました。

溶接をしている瞬間に発生する光は、紫外線と赤外線だそうです。

これを間近で見てしまうと、目がやけどしてしまったり、たくさん光を見てしまうと白内障の原因にもなるそうで、かなり危険ですね・・・。

 

ちなみに作業をした当店の整備士さんは、その昔溶接するときに肉眼で見てはいけないということを知らず、

遮光面を付けずにそのまま溶接をして網膜をやけどしたことがあったそうです(^^;)

その日の夜は痛くて眠れず、どうしても我慢ができなくなり夜間診療をやっている眼科へ駆け込んだらしいです。

 

また、溶接をした時に発生する煙(粉じん)も金属から発生している煙ですので、いわゆる有毒ガスになります。

これも大量に吸い続けてしまうと、特に肺への影響が出てしまい、肺にかかわる病気になってしまいます。

厚生労働省のHPにも粉じん対策についてのマニュアルがあったりしますね。

 

リスクと隣り合わせの作業ですので、非常に便利な技術なんですが様々な対策もしないといけません!

今回は非常に小規模な溶接でしたので、最低限の対策のみでOKでしたが(^^♪

 



 

少し話が長くなってしまいましたが、溶接した後はこのような感じになりました!

しっかり接合していて、強度的にも問題ナシです。

 

あとはキレイにしていって、実際に取り付けていく作業を進めていくことになります!

いよいよマフラーが付けば最終の試運転ができるようになります・・・!

 

ということで、本日は主に溶接の内容について紹介してきました!

マフラーの加工作業ももうそろそろ完了しそうです(*^-^*)