クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
お客様からオーダーを頂き、塗装の作業を進めてきたMR-2。
いよいよ完成しましたので、今日はそのお披露目をしたいと思います!
それがコチラです!
オレンジのボディに、ブラックの塗料を乗せたデザイン塗装をしました(^^♪
このデザインはご存知の方もいらっしゃるかもしれないですね。
実はワイルドスピードシリーズ3作目の「ワイルドスピード TOKYO DRIFT」で登場していた
FD(RX-7)をモデルとしたデザインなんです!
この写真がそのRX-7ですね(^^♪
ちなみにワイルドスピードでは、主人公のショーンという人物にドリフトを教えた”ハン”という
キャラクターの愛車としてこのRX-7が登場します。
劇中ではこのハンは事故で炎上したRX-7とともに最期を迎えてしまうという展開になっているのですが、
最近公開された9作目の「ワイルドスピード ジェットブレイク」では、この死んだはずのハンがカムバック
していて大きな話題となりました。
今回、お客様はこのデザインがワイルドスピードに出ていた車だとは知らなかったそうです!
息子さんに、「お父さん!あのデザインの車、ワイルドスピードに出ていたものと一緒だよ!」
と言われ、そこで初めて気づいたそうです(笑)
ではなぜこのデザインにして欲しいというオーダーを頂いたかといいますと、カーセンサーで
このデザインのRX-7が売りに出されているのをご覧になったからなんですね。
ワイルドスピードでこのデザインを手がけたのは、「ヴェイルサイド」というチューニングショップで、
そこで販売されているRX-7を見て「これが良い!」となったようです。
リヤはこのような感じです(^^♪
塗装箇所は主に上物(ルーフやボンネット、エンジンフードなど上に向いているもの)がメインです。
このようにモデルとほぼ同じ箇所を塗装していきました。
サイドもこのように塗装をしています!
RX-7のデザインとは若干違いますが、結構雰囲気を寄せて仕上げることができたのではないかと思います。
そしてなんと言っても一番苦労したのはこのボンネットフードの部分ですね。
曲線を描くときに、どのようにしてやっていくのかが一番の悩みどころでした。
この二枚の写真は塗装をする前の、形取りの写真です!
当初は2パターンのプランがありました。
まず、上のプランはフロントガラス側からやわらかい曲線を描いてリトラクタブルライトギリギリのところから
徐々に直線になっていくデザインになっています。
それに対して下のプランは、曲線というよりほぼ直線に近いような状態から、リトラクタブルライトから少し
離したところで直線になっていくような形になっています。
私たちとしては下のプランはどうしてもしっくりこなかったので、上の方のプランをお客様に提案したところ、
お客様もそちらの方が良いということになりましたので、そちらを最終的に採用しました。
とはいえ、RX-7とMR-2ではボンネットフードの面積の広さが結構違い、少しでも位置がずれると
変な風になってしまうなと思ったので、慎重に形取りをしました(^^;)
もちろん完全に同じようにとはいきませんが、かなり雰囲気を作り上げることはできたんじゃないかと思います(^^♪
最初、このオーダーを受けた時は、正直言って「ちゃんとうまくいくかな・・・」と結構不安でした(笑)
ですがさすがはその道30年以上の塗装職人ですね。
「これできますか?」と聞いた時、即答で「全然大丈夫だよー!」と言ってくれたので安心しました(^^♪
最後にリヤの方です!
リヤは、マフラーカバーの方だけの塗装を行いました。
リヤの形状はRX-7と全く異なっていて、さすがに同じデザインにするとおかしくなると思い、マフラーカバーの方だけに留めました。
デザイン的に唯一大きく異なるところはここだけですが、真後ろから見るとさりげなくアクセントになっていてイイ感じでした(^^♪
ということで、オーダーを頂いていたMR-2の塗装が完了しました!
これから試運転を行い最終のチェックと、来週には注文していた車高調サスペンションも入荷してくるので、
それらの作業が完了したらいよいよご納車となります(*^-^*)