クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
先日のトライアンフに引き続き、本日も入庫シリーズをお届けしたいと思います!
今回仕入れ入庫をしたのは、「ランチアベータクーペ」です☆
1984年式の個体で、ランチアベータクーペの最終型のものとなっております。
ランチアベータは1972年~1984年まで製造・販売されていまして、ベータはランチアが
フィアット傘下に入って初めての新型車として販売されました。
ランチア フルヴィアの実質的な後継車で、フルヴィアの前輪駆動は継承されていますが、
フィアットからはフィアットのツインカムエンジンを使用することだけ要求され、
1366ccの直列4気筒 DOHCエンジンが搭載されています。
今回仕入れたベータクーペはガレーヂ伊太利亜物で、現在までで3オーナー乗り継いできています。
メンテナンスの記録も全て残っていて、しっかりと手をかけられてきた個体です。
この年式でメンテナンスの記録が全て揃っているというのはとても珍しいですよね。
実際に現車確認をした時も、明らかに手がかけられている雰囲気が漂っていました。
色は純正のランチアブルーのままで、多少手を加えるべき箇所はありますが全体的には悪くないコンディションです。
現状を加味すると、これまでの保管状態はおそらく良かったんだと思われます。
ですが、この時代のイタリア車ならではの”サビ”問題には気を付けなければいけませんね。
一旦はクラシカ塗装工場にて専門の意見を聞いてみた方が良いかと思っています。
室内のコンディションはこんな感じです!
シートに関しては、運転席にほつれがあるもののそれ以外はかなり良い状態ですね。
メーター周り、ダッシュボード、オーディオ類など、細かいところの修正は必要ですが致命的なところはない状態です。
ただ、エアコンは一度点検が必要になりそうですね。現時点でしっかりと機能している感じではありません(^^;)
機関系であるエンジンやウェーバーキャブは、これまでのメンテナンスのおかげか現時点では良い印象を受けます(^^♪
順番に細かいところの仕上げチェックを行い、悪いところがあれば直していきます。
ランチアもクラシカで扱うのは初めてなので、パーツの供給状況などはこれから調べていかないとですね。
これまでどの車種も結局はなんとかしてこれたケースが多いので、おそらく大丈夫だとは思いますが(笑)
ホイールは純正のクロモドラを装着しています!これはポイント高いですよね(^^♪
大きな腐食があるわけでもなく、コチラの状態も決して悪くないですね。
ここまでの紹介でもわかる通り、全体的に細かい修正は必要だけれども状態は良い方だと言えます。
全塗装や大きなダッシュの割れ、機関系で重作業になりそうなところが無さそうということですね。
とりあえず例によって、塗装の方から進めていこうと考えておりますので、またその進捗は紹介していきたいと思います!
ということで、本日は入庫シリーズで「ランチアベータクーペ」を紹介してきました!
在庫情報は近日中に他の車種とまとめてアップしようと思っていますので、そちらも是非チェックしてみてください(*^-^*)