クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
さて本日は、W126型のメルセデスベンツ560SECが車検でご入庫しましたので、紹介していきたいと思います!
今回ご入庫頂いたのは1989年式の560SEC。
1989年と言いますと、ちょうど後期型が発売された年ですね。
もちろん今回の個体も後期型のモデルとなっております。
W126は2代目のSクラスにあたり、W116型の後継ということになります。
歴代Sクラスの中でも最も販売台数が多いモデルで、後期型の560SECは約29,000台ほど販売されました。
(1979年~1991年の間でクーペタイプの総計販売台数は約74,000台ほど)
当時日本はバブル真っ盛りでしたので、日本でも非常に良く売れたモデルです。
当時の政治家である田中角栄や金丸信なども乗っていて、さらには反社会的組織の人々も乗り回していたので、
もしかしたらあまり良いイメージを持っていない方がいらっしゃるかもしれませんね(笑)
W126は元々セダンのみの発売でしたが、のちにこのクーペタイプも追加され、500と560はその中でも特に様々な機能が付いてる上級モデルでした。
ちなみにどんな装備が付いていたかというと、
・エアバッグ
・ABS
・セルフレベリングサスペンション
・パワーシート
・ホイールスピンを防止するトラクションコントロール
などが挙げられます。
エンジンはV型8気筒 SOHCの5,546ccエンジン。
最大出力285ps(210kW)/5200rpm、最大トルク44.8kg・m(439.3N・m)/3750rpmというスペックで、
この後期モデルからエンジン出力が大幅にアップしました。
ちなみにそれまでのスペックは、245psです。
オールアルミ製のエンジンで、基本的なメンテナンスをしっかりしていればずっと乗り続けられるほどの頑丈なエンジンなのも特徴ですね。
タイミングチェーンを使用していて、大体15万キロ前後くらいでの交換が望ましいといわれています。
個人的な意見ですが、やはりクーペボディは美しいですね!
また、2ドアは実用性には欠けるとか居住空間が狭いだとか言われますが、2ドアクーペ好きの私からしたらそんなものは全く問題ございません。
急に語気強めな感じで話しましたが、実はこの560SECは私も個人的に欲しいと思っている車なんですよね(笑)
今となっては良個体の価格は600万近く・・・
しかも走行距離改ざん車や走行不明車、修復歴有り車が多く、上物の個体を手に入れようとするのはかなり困難な状況になりつつあります。
もちろんクラシカでも仕入れたい車のリストに入っています!
業界のオークションなどでもなかなか条件とマッチしないケースが多いので、いっそ走行距離などは諦めて、
現車の状態がある程度良ければそれを仕上げていくという方法の方が良いのかもしれないですね。
ちなみに内装はこんな感じです!
ブラックのレザーシートのコンディションもとても良いです☆
ウッドコンビハンドルも高級感があってイイですよね~。
内装の状態もとても良くて、オーナーさんがとても羨ましいです(^^♪
今回はバッテリー交換のみ承っております!
それ以外はしっかり車検が通る以上の整備はされているので、心配いりません。
ということで、本日車検を通しに行って来ます!
最近はありがたいことにお客様の車検の案件が多く入っていて、このように色んなクルマを紹介できるのが私も楽しいです(*^-^*)