クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
昨日のブログで、クーラント漏れが発生している状況について紹介してきたフェアレディZ 2by2。
どのような状態になっているのかをさらに調査するべく、エンジンヘッドの取り外し作業を進めていきました!
周辺にあるパーツも外しながら、メインのエンジンヘッドの取り外しを進めていきます。
外さなければいけないパーツがとても多いので、外す作業だけでもそれなりに時間がかかります。
サージタンクやエキゾーストパイプ、オルタネーターですね。
これらを一つずつ外していきました。
外した後はというと・・・
このようにスッカラカンです!
そもそもスペースが少ない方ではないので、取り外しはやりやすい方かなと思います。
そして無事にエンジンヘッドの取り外しが完了しました!
カムシャフトなどが付いている表側ではなく、裏側の方に原因があります。
裏返すと、写真の赤丸部分にうっすらとひび割れがあるのが分かるかと思います。
もうまさに、今回の症状の犯人はコレですね。
肉眼で見てもほんの小さなひび割れなので、正直「こんな小さなひび割れでそんなに重大な症状になるのかな?」と思ってしまうほどです。
このひび割れは表面上はほんの小さなものですが、今回はクーラントがポタポタ垂れてきてしまっていたのを考慮すると、
おそらくわりと深くまでひび割れてしまっていることが考えられます。
深くまでと言っても約1cmもないくらいのひびの侵食具合だと思うのですが、どちらにしても早急に対策をしていかないといけません。
ちなみに、この穴のすぐ下にクーラントが流れて、内部を冷やしてくれています。
左側に先ほどのひび割れがありますので、クーラントの流れている位置とひび割れしている箇所がどれだけ近いのかがよく分かると思います。
昨日もお話ししましたが、オレンジのベレットGTRと全く同じ症状ですね。
今回の対策としては、別のエンジンヘッドを取り寄せて、それ以外のシール類やガスケットなどのパーツを
そちらに移植してどうなるかというところから始めていこうということになっていますので、
エンジンヘッドそのものを修理しているベレットGTRとは少しやり方が異なります。
もし今回のような対策でうまくいくとするならば、大幅に修理代や時間を圧縮することができます。
お客様からしてもその方が絶対に良いですよね(^^♪
うまくいくかどうかはこれから進めていってどうかということにはなりますが・・・(^^;)
話は変わりますが、とりあえずはエンジンヘッドが入荷するまでにマフラーの交換作業も進めていっております!
入荷したマフラーと劣化したマフラーを並べてみると、だいぶ劣化具合がわかりますね。
新しいものは音対策もされていると思うので、性能はこれまでよりも上がることでしょう。
ということで、順調?に作業は進んでいっております!
取り寄せたエンジンヘッドがちゃんと使えるのかどうか・・・早く到着してほしいものです・・・。