クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
さて今日は、「セリカXX 2800GTのすごさ」について大きく分けて3つ書いていきたいと思います!
1978年に初代セリカXXが登場し、今回紹介するのは当店でも展示販売をしている2代目のセリカXX 2800GT。
何がすごいかのまず一番のところは、なんといっても2.8リッター直6 DOHCの5M-GEUエンジンです!
燃料供給方式はEFIで、最高出力は170PS/5600rpm、最大トルクは24.0kgm/4400rpmを発生し、当時としては国内ラインナップの中で最強スペックを誇りました。
このエンジンには油圧ラッシュアジャスターという、内燃機構のバルブクリアランスを自動的にゼロにするものが
生産車としては初めて搭載され、高級車らしく高い静粛性を実現させました。
つい先日発売された、カーグラフィック2020年12月号にもこのセリカXX 2800GTについて書かれているのですが、
当時のCGテストで日本車の中では最速の206.3km/hを記録したと書かれています(笑)
別の雑誌では208.09km/hの0→400mが16.01秒だったなど色々と書かれていますが、どれだけすごかったかがよく分かる内容です。
そして2つ目のすごいところは、凝った内装や装備です!
写真を4枚ほど載せましたが上から、
・シートクッションの前縁部の高さを調整するサイドサポートアジャスター
・無段階調整が可能な空気式ランバーサポート
・速度設定、速度変更、解除、復帰の機能を一つのスイッチで操作できるマイコン式オートドライブ
・エレクトロニックディスプレイメーター
という、当時最新鋭の装備をたくさん兼ね備えていました!
今となっては当たり前の機能になっていたり、さらに便利な機能に進化していたりする部分ですが、
約40年前の技術からすると驚きの機能が満載です。
余談ですが、この2800GTグレードにのみ、当時ナビコンと呼ばれる出発地から目的地までの距離を入力すると、運転中に目的地の方向と距離や
到達度などが常時表示される世界初の機構がオプション設定になっていました。
今で言うカーナビのことですね☆
そして最後は、希少さです。
今となっては個体数がものすごく減っていてなかなか出てこないのがこのセリカXX 2800GT。
当時の廉価版である2000GT ツインカム24も良質な個体はほとんど出てきません。
また、これはセリカXXに限ったことではないですが、最近国産の70~90年代の旧車がとてつもなく高くなってきています。
コロナが流行り始めた今年始め~夏くらいまでは、おそらくコロナの影響もあって落ち着いていましたが、
今は持ち直しているどころか以前より活性化してるんじゃないかというほど(笑)
少し話が逸れましたが、このセリカXX 2800GTに限ったことではないですが、どんどん希少性が増してきています。
ということで今回はクルマの紹介になりましたが、セリカXX 2800GTのすごさ、分かって頂けましたでしょうか(*^-^*)