クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
整備でお預かりしている、メルセデスベンツ450SLCの作業がだいぶ進んできましたので、今日はその内容について紹介していきます(^^♪
まずはオルタネーターベルトです。
写真のように新しいベルトの取り付けが完了しました!
ちゃんと発電するようになったのも確認できたので、ひとまず安心です。
念のため、その他のベルトもチェックをしてみたら、なんとパワステベルトが裏返ってしまっているのを発見。
あくまで予想ですが、オルタネーターベルトが切れてしまった時に接触してしまって、その衝撃で裏返って
しまったのではないかと思われます。
裏返ったままベルトが動いてしまっていたので、一本すり減っていました。
それがこの写真です。
パワステベルトは2本掛けの構造になっていて、写真の2本のベルトが装着されていました。
裏返っていたのは左側の方で、右側のものと比べると幅が細くなってしまっているのが分かるかと思います。
2本掛けとはいえ、もちろんこのまま摩耗してしまうと良くはないですね。
工場在庫としてベルトがありましたので、今回はそれを利用しました(^^♪
ちなみに摩耗した方だけでなく、2本とも交換をしました!
次は足回りの異音対策です!
ブレーキを強めにかけた時に、「ギギギッ」という音鳴りがしています。
犯人は足回りのゴム部品だということは予想がついているので、そちらのチェックと対策をしていきます。
写真の赤丸をしたところなど、ゴム部品そのものの劣化が無いかを左右でチェックしていきました。
結果としては問題ナシ。
となると、このゴム部品たちにグリスを塗って、アタリを良くしてあげる作業になります。
一か所ずつ塗布が完了したので、これで異音が収まるかどうか試運転をしてみました。
ですが、異音は完全に収まらず。
作業を始める前、少し車を動かしたときには異音がしていなかったので、「もしかしたらゴムの硬化が原因だったかも」
という予想も立てていたのですが、どうもそんな甘い話ではなかったようです(笑)
ですが、ゴムの硬化というのも原因の一つではあるんですね。
最近は暖かい日が多くなってきていますので、ゴムの硬化も緩んできていると思いますが、冬にこの450SLCを
チェックした時にはほぼ百発百中で異音が発生していました。
気温が低くなると当然ゴムも硬くなりますので、整備士いわく、過去冬の時期にはこの異音の案件が多かったそうです。
少し話が逸れましたが、試運転の結果、左前から鳴っているような感覚は掴めました!
ということで、次のステップに移ります!
次は、エンジンルーム内に伸びているショックの部分です。
赤丸部分がそれなんですが、これを取り外していきます。
工具が入れづらいのが難点です・・・。
あと、試運転してからすぐ作業していましたので、エンジンに触れると熱い・・・。
カバーを取ると、ゴムブッシュが出てきましたね!
これを抜き取り、ゴムブッシュ本体にグリスを塗布していきます。
そして、ショックアブソーバー上部にも同様の作業をしていきます!
さすがにここまでやれば大丈夫だろうということで、さっそく試運転。
その結果、見事に異音はなくなりました!
ということで、足回りの音鳴り対策も無事に解決しました(^^♪
しかしこれで全部が終わりではなく、まだいくつかオーダーされている作業を進めていかなければいけないので、
今はリフトに入って作業が進行中です。
普段見ることのない作業内容でもあると思うので、次回もお楽しみに~(*^-^*)