おはようございます、クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
先週、エンジンを降ろすところまで進んだという内容のブログをアップし、その後は丸裸の状態でチェックを進めていきました。
仕上げ作業は着々と進んでいるんですが、今日はフレームの現状について紹介をしたいと思います!
まずはコチラをご覧ください。
ここはいわゆる、”サイドメンバー”と呼ばれる、車体側面を構成する部材のことを言います。
フロントボディピラーからクォーターパネルまでを指し、いわゆる車体の骨格をなすフレームの部分ですね。
ちなみに今回印を付けている部分は、前の方のフロントサイドメンバーです。
よく、この骨格部分であるサイドメンバーを交換したり、曲がりやへこみがあったりすると、修復歴有りという判定になります。
皆さんもそのあたりはご存知の方が多いかもしれませんね(^^♪
今回はですね、見ての通りフロントサイドメンバーに大きな穴があいてしまっていますよね。
これは完全に経年劣化が進んでしまい、サビが侵食してボロボロになってしまっているという状態です。
このフレーム部分は車体の骨格をなす非常に大切な部分ですから、しっかり鈑金作業をして、
走行に支障をきたさないレベルにまで戻してあげないといけません。
もちろんサビの進行を止めるために、しっかりサビ対策も行い、下処理を万全にしてから作業を行っていきます。
そして次は、同じフロントサイドメンバーの右側部分です。
右側は先ほどみたいにサビて大きな穴があいているわけではないですが、印を付けたところにパテが塗ってある跡があります。
おそらく、パテを盛ってその上から色を塗り、一時的な対処をしたんだと思います。
この対処法はですね、残念ながら根本的な解決にはなっていません。
パテでは強度が圧倒的に足りず、ほとんど見た目だけを解決しただけだからですね。
スクレーパーで剥がしていくと、ご覧のように広範囲にパテが盛られているのがわかりました。
この部分も同様にサビ処理をしっかりするなどの下処理をし、鈑金作業をしていくことになります。
ちなみにですが、大きな穴があいていたりパテが盛られたりはしていますが、逆にいうと事故の形跡はみられなかったんですね。
フレーム部分をこれから修復していくので修復歴有りにはなるんですが、事故などとは違う修復歴有り車になります。
こうした修復は旧車にとっては結構よくある話なので、皆さんも「あ~そういうことね」という感じかもしれないですね。
50年近く経っている車ですから、どこかで必ず通る道ですね!
そして次はコチラです!
これも車体の骨格をなすパーツである、”サスペンションメンバー”と呼ばれるパーツです。
ギヤBOXのちょうど下に位置しているパーツですね。
ゴムがボロボロになってしまってはいますが、サスペンションメンバー自体の状態は良く、
サビを落としてキレイにし、ゴムも交換してあげれば十分使える状態でした(^^♪
この部分だけでも状態が良いというのは良かったですね・・・。
ということで、本日はホワイトのベレットGTRのフレーム部分について紹介してきました!
先ほども触れましたが、とにかく走行に支障がないレベルまでキッチリと修復を進めていきます(*^-^*)