おはようございます、クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
エンジンルーム内を徐々に組み上げていっている、オレンジのベレットGTR。
前回はウォーターポンプの紹介をしましたが、本日はオルタネーターの交換について書いていきたいと思います!
オルタネーターはバッテリーのすぐ横、前回紹介したウォーターポンプとちょうど挟まれる形で位置しています。
今回のベレットの場合、オルタネーターがほとんどむき出し状態になっていますよね。
周辺に邪魔になるものが無いので、工具も入れやすく作業がしやすい状態になっています(^^♪
以前にMR-2で、お客様のご要望により大容量オルタネーターを交換したことがありました。
MR-2はリフトにまで上げて、下から交換作業をしなければいけませんでした。
しかもスペースがかなり限られていて、結構苦労しましたね(^^;)
それに比べればリフトに上げる必要も無くて、パパッと作業ができるのは本当にありがたい限りです☆
(MR-2のオルタネーター交換のブログ)
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MR-2 Gリミテッド 大容量オルタネーター交換 今回用意したのがコチラのオルタネーター!
そもそもなぜオルタネーターを交換するのかと言いますと、特に不具合があるからというわけではないんですね。
元々付いていたオルタネーターは50A(アンペア)だったんですが、パワステを取り付けしたことで
もう少し容量の大きいものを付けた方が良いだろうということで、60Aのものを取り付けることになったからです。
ということで、さっそく取り外していきました!
こうして並べてみると、大容量オルタネーターの方が元々付いていたオルタネーターよりも若干小ぶりに見えますね。
最近のオルタネーターは小型高性能で寿命も長いのが特徴です。
そしてポイントはこの部分です!
これはですね、「チリル式ボルテージレギュレーター」という名前の、いわゆる電圧制御装置です。
どういう役割をしているのかと言いますと、オルタネーターが発生する電圧はエンジン回転数によって変化するので、
これを一定に制御するという装置です。
このチリル式ボルテージレギュレーターというのは、1960年代半ばくらいから採用され始めました。
ですが、だんだんとIC式ボルテージレギュレーターというものに置き換わっていきます。
実は、先ほど紹介した新しく交換する方のオルタネーターは、そのIC式ボルテージレギュレーターを
内蔵しているオルタネーターとなっています!
このオルタネーターの特徴としますと、早いサイクルで制御するので高精度ということや、
チリル式のようにメンテナンスが必要ないなどのメリットがあります。
また、内部は結構複雑な構造をしていますが逆に外部配線はシンプルで、チリル式の方が配線は複雑な構造になっています。
ちなみにIC式の方が主流なので、チリル式のオルタネーターを入手する方が今では
逆に困難とも言われています(^^;)
ということで、このチリル式は使いませんので、配線の取り回しを変更していきます!
カプラーで繋がっていますので、まずはこれを外します。
別のカプラーを差し込み、オルタネーターからの電流回路を変更していきます。
少しいじくる必要はありますが、先ほどもお話しした通りそこまで外部配線は複雑ではありません。
また、事前にチャージランプ付きなのかそうでないのかの確認も重要です。
今回のベレットGTRはチャージランプは付いておりませんので、それに合わせた回路を作っていく必要があります。
ということで、本日はオルタネーターについてをメインに紹介してきました!
私は昔から電気系は少々苦手分野でして、うまく説明できているか心配ですが(^^;)
マメ知識として覚えておくのは良いかもしれないですね(*^-^*)