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LANCIA

2021.09.15

ランチア ベータクーペ サビ穴

おはようございます、クラシカ横浜の荻無里です(^^♪

 

さて今日はですね、他の車の作業の合間をぬって作業を進めている、ランチア ベータクーペの鈑金作業について紹介したいと思います!

 



 

なんだかんだで他の細かい作業などがちょくちょく入るので、それをやりつつ進めていっているような感じです!

今はボンネットフードを外し、さらには左側フェンダーまで外しました。

ボンネットフードも下準備を進めていますが、今日はフェンダーを外した内部の方について紹介しようと思っています!

 



 

前回のブログでも書きましたが、まあとにかくサビがすごい・・・。

内部の状態は写真の通りで、サビが進行しすぎて穴まであいてしまっています。

 



 

この側面の部分も小さいですが穴があいていますね。

 



 

ロッカーパネル部分もサビがひどく、これはどこまで追っていったらサビが途切れているんだろうと思ってしまうレベルです。

現時点でサビていない部分ももちろんあるので、とりあえずはできるだけサビている部分の処理は進めていこうと思っています。

 

ロッカーパネル部分は鉄板を溶接して防錆剤を塗布しました!

赤サビを害の無い黒サビに転換する作業ですね(^^♪

 



 

ちなみにこの上の部分の穴あきにも防錆剤を塗布して、時間を置いています。

というのも、サビの転換は約6時間ほどかかると言われているからですね。

サビの転換が完了してから次の工程に入っていくので、どうしても時間がかかってしまいます。

 



 

その間に、穴を埋めるための鉄板を成型しておきます!

この部分の穴埋めはそこまで厚い鉄板ではなく、わりと薄めの鉄板を使用していきます。

 



 

工具を使えばいろんな形にねじ曲げることができるので、このように成型をしていきました。

鉄板が薄いので、ちょっと力を強く加えるとポキっと折れてしまいそうでしたが、

さすがは手慣れているのでパッパッと作っていっていました。

 



 

この側面の方にも同じように鉄板を貼っていきます。

貼るというのは、パネルボンドと呼ばれる専用のボンドで貼り付けていくということですね!

 

先ほどのロッカーパネル部分は溶接でも大丈夫なんですが、この側面の部分や上のピラーに近い穴あきは

溶接をしてしまうと熱が伝わって他の関係ない部分を侵してしまう可能性があるんですね。

なので溶接機は使用せず、パネルボンドで鉄板を貼り付けて穴を埋めていくというやり方をとっていきます。

 

このサビの具合は恐るべしランチア・・・といった感じですが、機関系などはとても調子が良いです!

ただ、まだリフトに上げることができていないので、先日のベレットGTR(ホワイト)のように、上げてから

見えてくる部分もあるかもしれないですね。

 

とりあえずはできるところを進めていきます!

ということで、本日はランチア ベータクーペの鈑金について紹介してきました!

 

まだまだサビとの戦いは長く続きそうです・・・(^^;)