おはようございます、クラシカ横浜の荻無里です(^^♪
本日は、前回エンジン修理の進捗について紹介をしました
ベレットGTR(オレンジ)について、さらに詳しく現状に
をお伝えしていきたいと思います!
コチラは取り外し直後のエンジンブロックですね。
これについて細かく見ていきたいと思います。
まず、上から見た状態がコチラ!
これをパッと見て、わかる人はわかると思いますが・・・
とてもヤバい状態です(^^;)
全体的に黒くなっている部分が多いですよね。
実はこれ、オイルメンテが不十分なために発生してしまったオイルの塊です。
過去に何度か説明したことがある、いわゆるスラッジというものですね。
エンジンオイルの交換をずっと怠ると、オイルが硬化してしまう状態のことです。
また、上の写真のように黒くなってくるのも特徴ですね。
この状態を見た時に、現場では戦慄が走ったようです・・・(笑)
ひとまず、各パーツをバラしていきました!
すると、ご覧のように全体的に真っ黒になって硬化した状態のパーツたちが出てきました・・・。
これらはパーツ洗浄台にてできる限り綺麗にしていく必要があるので、さっそく作業を開始!
すると・・・
なんとパーツ洗浄を何度しても落ちないレベルだったんです!!
これには現場の整備士さんも、
「今までたくさんエンジンをバラしてきたけど、ここまでひどくなった状態のエンジンは見たことが無い」
というレベルだったそうです(+_+)
ピストンも焼けてしまっている跡があり、このまま使い続けた場合、
エンジンが焼け付いてしまう可能性があったとのこと。
エンジンヘッドのクラック発生から始まり、このベレットのエンジンは
全体的にコンディションは良くなかったということがよく分かりました(+_+)
そしてシリンダーブロックの内部写真がコチラです。
これも、かなり黒ずんでしまっているのがよくわかると思います。
もはやここまで進行してしまうと、再生するのはとても難しいのが現実なので、
前回ブログでもお伝えした、別のシリンダーブロックを使う方がやはり適切な
判断になるということですね・・・。
ちなみにブロックエンドと呼ばれる部分に大きな腐りもあり、こういった部分も含めて
このシリンダーブロックは寿命を迎えてしまっているようでした。
・・・っと、そんなこんなしているうちに、点検に出していたシリンダーブロックが
いよいよ戻ってきました!
点検の結果、どうやらこのシリンダーブロックにも水漏れの現象があったようなんですが、
業者さんに修理をして頂き、最終点検まで済ませて頂きました☆
ちなみのどこから水が漏れてしまっていたかと言いますと、写真の丸印をした部分の
メクラ蓋から水漏れが発生してしまっていたようでした。
こちらが交換前のメクラ蓋です!
かなりサビてしまっていて、症状が出てしまっていたのも頷けるレベルの劣化ですね・・・。
ですが新しいものに交換して頂き、水圧テストで水漏れも確認されなかったとのことなので、
これでエンジンを組んでいくことができます!
ただ、先ほどの焼き付き跡があったピストンをしっかり使えるようにまでメンテナンスするのですとか、
その他のパーツの前処理が必要になるので、それらの準備を整えてから進めていきたいと思います。
ということで、本日はベレットGTR(オレンジ)のエンジンブロックの現状について紹介してきました!
現状はとてもひどい状態でしたが・・・
結果的にはエンジンの細かい部分まで仕上げることになりましたので、仕上がりが今から楽しみです(*^-^*)
LINEの友だち募集中♪ 直接クラシカとのやり取りが可能でとても便利です☆
にほんブログ村へポチッとお願いしますm(__)m