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2021.07.10

Z32 フェアレディZ 試運転をしたら・・・



クラシカ横浜の荻無里です(^^♪

 

現在販売中のZ32 フェアレディZ。

販売中の車は定期的にエンジンをかけたり試運転を行ったりするのですが、先日その流れでエンジンをかけたところ

アイドリングが不安定だったので試運転を行ってみました。

するとやはり不安定な状態でしたので急遽リフトに上げて点検をすることに・・・。

 



 

アイドリング不調は、エンジンの回転数が上がったり下がったりして不安定という症状です。

ちなみに販売前にもアイドリングが不安定になっていて、その時は新しい燃料を入れ、

燃料タンク内部や燃料ポンプの点検をしたところ改善をしました。

ですので、今回は間違いなく燃料系ではないと考えられるので、その他の原因を追究していくことになります。




 

また、前回は燃料系の点検だけでなく、この部分に溜まったカーボンを除去するという作業もしていました。

特にターボ車はこのカーボンが溜まりやすいんですね。

 

その後、長時間の試運転もクリアして今に至るわけですが、販売スタートしてから約4か月半経ったこのタイミングでの再発。

旧車はこういうケースもよくあることですが、まだ買い手が付く前だったのが不幸中の幸いでした(^^;)

 



 

とりあえず、考えられる部分を順番につぶしていくことになります。

例えば、

 

・タイミングベルトのこま飛び

・ノッキングセンサー故障

・パワートランジスタ、AACバルブの不具合

・エアフローセンサー不調

 

こういった様々なケースが考えられます。

まず、タイミングベルトとノッキングセンサーについては点検の結果、異常が確認できませんでした。

 



 

そうなると、例えばこういったコネクタの状態不良や接触不良も考えられます。

また、先に挙げたパワートランジスタやAACバルブ(エンジンに装備されている、補助空気量を可変制御するもの)

の不具合も可能性としてはありますね。

 

しかしこれらを一つ一つチェックする前に、まずはもっと気がかりな部分がありましたので、

今回はそのパーツを交換してみることにしました。

 



 

それがコチラです!

これはエアフローセンサーというもので、エンジンの運転状態に見合った空燃比になるように

吸入する空気量を計測してくれる装置です。

エンジンはこのエアフローセンサーで計測された吸入空気量に応じて、適正な燃料量を供給して

出力や燃費、排出ガスを制御してくれています。

 

ですので、このエアフローセンサーが不良を起こすと、アイドリングが不安定になってしまうんですね。

また、このセンサーは非常にデリケートなものだそうです。

 



 

このエアフローセンサーは、エンジンルーム内ではなく、ヘッドライトの間に設置されています!

取り外しや取り付け自体は簡単なんですね(^^♪

 



 

このようにコネクタで繋がっているので、非常に簡単なんです。

とはいえかなり重要な役割を果たしてくれているパーツですので、侮れないですね。

 

とりあえず、ひとまずこのエアフローセンサーの交換を行ってみました。

もしこれで長時間試運転をしても問題なければ、ひとまず様子見という形になります。

 

また、先ほどのコネクタ部分等も一通り点検をしてみました。

状態が悪いような感じではないので、もしこのまま症状が出なければ問題ないとは思いますが、

万が一症状が出るようであれば交換が必要になるかもしれないですね。

 

そして試運転に行きたいところですが・・・連日の大雨の影響でさすがに試運転は控えていましたので、

本日ようやく試運転に行くことができます!

何もないことを祈るばかり・・・。

 

ということで、本日はZ32 フェアレディZのアイドリングが不安定という内容について紹介してきました!

先日、お客様も現車確認で来られているので、なおさらなんとしてもここはしっかり解決をしていきたいと思います!